ギター練習と効果的なメトロノームの活用法

皆さん、こんにちは、メロウです。
今回はメトロノームの活用法について考えてみたいと思います。

みなさんはどのような場面でメトロノームを利用しているでしょうか?
メトロノームを使用する場面は様々だと思うのですが、主に「一定のテンポをキープしながらの演奏できるようになるためにの道具」と考えているようなら、あまり上手に活用できているとは言えません。

音楽において、心地よいテンポの維持はとても大切です。
実際、プロや上級者と、私の様なヘボ奏者との決定的な違いは、曲の途中で走ったり、もたれたりしないテンポにあるように思います。
テンポの乱れ、特に演奏途中で走るのはとても気持ちが悪く、多少のミスタッチやビビリ音などよりよほど気になるものです。

ですが、普段から何気にメトロノームを利用したからといって、この問題が改善されることはありません。
どんな曲でも、最初から最後まで同じテンポで演奏されることはなく、タメや抑揚もつけられますから、固定的なリズムが刻めるだけでは余り意味がないのです。

また、メトロノームに合わせる事に神経を使いだすと、機械的でグルーブ感のない演奏になってしまいます。
いつもメトロノームを鳴らしながら練習していると、メトロノームなしでは正確なリズムを刻めなくなる「メトロノーム依存症」の危険さえあります。

楽器の練習においてメトロノームは必需品ですが、テンポを維持するという目的においては、自転車の補助輪のような単なる補助用具だと言えます。
いずれは補助輪を外さなけらば自由に動き回る事が出来ません。

では、それ以外にメトロノームをどの様に活用すればいいのでしょうか?
特に目新しい事ではないのですが、普段私がメトロノームの恩恵を感じるのは次のような場面です。

反復練習

メカニカルな練習にはメトロノームの併用が欠かせません。
単調で面白みのないスケールやトリルなどの練習でも、メトロノームを併用すればゲーム感覚で練習でき、徐々にスピードを上げることではっきりと上達が実感できます。

同じ意味で、難しい部分の反復練習にもメトロノームはもってこいです。
人間の心理として、難しい部分はどうしても早くなりがちで、その事が余計にその部分を難しくしている原因の一つですが、メトロノームを併用する事でその意識が改善できます。

最初はかなり遅い速度から始めますが、単にゆっくり弾くだけでなく、ひとつひとつの音を丁寧に鳴らす事に集中するのが大切です。
すぐに速度を上げたくなりますが、なるべく丁寧に、数日かけて仕上げる気持ちで取り組んだ方が、確実に成果が上がります。

決定的に下手な人はこれが出来ないだけで、焦らず落ち着いてこの作業が出来れば、大抵の難所はこなせるような気がします。

低速演奏

どんな教本でも「最初はゆっくり」と書かれていますが、ある程度弾けるようになってからも「テンポを維持しながらゆっくり」弾く練習は効果絶大です。

ゆっくり弾くのは簡単だと思われるかも知れませんが、実際にテンポを維持しながらゆっくり弾くのは案外難しいものです。
また、ゆっくり弾くことで、通常の速度で弾いているときには気づかなかった指の動きやタッチにも気が行くようになります。

私がよくやるのは、一通り弾けるようになったら最終的なテンポより10%程度遅い速度にメトロノームを設定して丁寧に弾く練習です。
記憶を定着させるためには睡眠が必要ですが、この方法はそれと同じ様な効果があります。

徐々に速度を上げるばかりではなく、遅くしたりリズム・パターンを変えて弾いてみる事で、新しい発見があるかもしれません。
他にも様々な活用法ががあると思いますが、何事も工夫することが上達の近道ではないでしょうか。

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