オーディオ・インターフェース選びのポイント

皆さん、こんにちは、メロウです。

前回の記事で、まずはオーディオ・インターフェースを、という話をした流れで、今回はオーディオ・インターフェースにまつわる話を少々してみたいと思います。

オーディオ・インターフェースは直訳すれば「音響との接合点」という様な意味になりますが、まさしくその通りで、他の音楽機材とPCとの橋渡しをしてくれるありがたい存在です。
機材とPCの接点としては、以前はサウンドカードが主流で、私の中ではオーディオ・インターフェイスという言葉より、サウンドカードという方が耳慣れた言葉でした。

当時はマザーボードに付属のサウンドでは満足できず、サウンドカードは増設するのが当たり前、という時代でした。
大した耳を持っているわけでもないのに、多数の入出力コネクタを備えたサウンド・ブラスターなどの最上位機種を手に入れ悦に入っていたものです。

その後、誰でも手軽に接続できる機材としてオーディオ・インターフェイスが騒がれるようになりましたが、ギターから離れていた時期でもあり、それまでのサウンドカードで充分と、飛びつく事はありませんでした。
マザーボード付属のオーディオ機能も著しく進化し、サウンドカードやオーディオ・インターフェースを使わなくても充分な音響が提供されるようになっていた、という背景もあります。

ですから、私がオーディオ・インターフェースを使うようになったのはごく最近、おそらく7~8年前、要するにギターを再開しだしてからの事です。

オーディオ・インターフェースは、持っている人はなぜか2台、3台と転がっていたりするのに、音楽に興味があっても一度も使ったことがない、という人もたくさんいます。
実際、普通にPCを使ったり、PCで音楽を聴く上で、別段なくても不自由しないのは事実です。地方の家電量販店では、たくさんのPCやプリンターが並んでいても、オーディオ・インターフェースを見かけることは殆どありません。

そんなオーディオ・インターフェイスなのですが、実にたくさんの機種が発売されています。オーディオ・インターフェースの基本機能は比較的単純で、技術的にもサウンドカードの頃から随分こなれてきている分野ですから、どのオーディオ・インターフェースを選んでも基本的な性能に大差はないように思うのですが・・・

それはともかく、、これからオーディオ・インターフェースを購入しようという場合のアドバイスなど。

どんな製品でもデザインは好みの分かれる所ですが、それ以外の部分では、まずはオーソドックスな一台を選ぶのをおすすめします。
ミキサー機能やエフェクト機能を付加した製品などもありますが、何もかもと詰め込むと操作が煩雑になり、ついては使い勝手が悪くなります。オーディオ・インターフェースに限らず、私はどうもマルチタイプの機材が好きになれません。

また、基本的にメジャーな製品を選ぶのも私の主義で、迷ったらよく売れている方を選びます。
一番の理由は情報量で、使っている人が多いと必然的に情報も豊富になるので、困った時に助かることが多いのです。

電話サポートなんてなかなか繋がらない上、「電源は入ってますか?」から質問されたりするのでイラッとするばかりですが、文字ベースのヘルプやサポートが充実していたり、古い機種のマニュアルまでちゃんと整備されていたりするのもメジャーや売れ筋商品の強みです。

前回の記事でも書きましたが、入出力数は多いに越した事がありません。
ソロ・ギターを楽しむだけなら、それほど入出力は必要にないようにも思いますが、もう1系統あれば、と思うことは案外多いものです。

例えば、最近のエフェクターは殆どがステレオ出しが出来るようになっていますが、そうするとこれだけで2つのコンボジャックを塞いでしまうわけです。
となると、2INの機種ならこれだけで一杯で、同時にマイクを使うことすらできなくなるわけで、エフェクターのステレオ入れを諦めざるを得ません。

また4INの機種でも、大抵はコンボジャックが2つに、背面にR/Lのモノラルジャックが1つずつという仕様なので、コンボジャックにマイクを使うと、ステレオ出ししたエフェクターからの出力は背面から入れることになり、取り回しがちょっと不便です。
要するに、2INは2モノラルINで、2ステレオINではないのです。言い換えれば2IN=1ステレオINですから、そう考えると2INでは物足りなく感じるのではないでしょうか。

マイクにしてもピックアップを使ったライン入力にしても、それらは基本的にモノラル信号なので、2INで事足りる様に思うのですが、音作りの段階でステレオ化するこはごく一般的ですし、他にも様々なシチュエーションが考えられます。
売れ筋の主流は2INの機種がですが、その辺を考慮して最低でも4INの機種を選んだ方が後悔が少ないように思います。オーディオ・インターフェースは2台を繋いで使うことは出来ないのです。

出力側も2OUTといっても1つはヘッドフォン端子ですから、ミキサーとアンプに同時に出力したり、スピーカーを使い分けたりしたければ、3OUT以上が欲しくなります。
といっても、宅録で8系統もの入出力があっても宝の持ち腐れになるだけですなので、UR44あたりが一番使い勝手がいいように思う次第です。

最近の機種では殆どが、+4.8vのファンタム電源にも、24-bit/192kHzの量子化/サンプリングレートにも対応しているのが普通です。稀に24-bit/48kHzの製品がありますが、そもそも人間は40kHz以上の音を聴き取れないと言わるので、これはそれほど大きな問題ではありません。

オーディオ・インターフェースの音質は搭載しているプリアンプに、処理速度はDSP(デジタル・シングル・プロセッサ)と呼ばれる演算装置に依存しますが、これらも明らかに体感できるほどの差はないように思います。

ただし、よほど安価な製品でなければ、という条件はつきます。いくら基本機能が単純といっても、DSPやドライバーの出来が悪いとレイテンシー(遅延)が酷くて使い物にならなかったりしますし、根本を支える機材ですから安物に飛びつくのは避けるべきです。

DTMを楽しむ人にとっては、バンドルされるDAWソフトも重要な要素かも知れませんが、これに関しては、私は「使い慣れたソフトが一番」というくらいの認識しかありません。
バンドルされている事の多いCubaseは、初めてでもそれなりに理解しやすいように思いますし、何より情報が多いのは助かりますが、Cubaseでなければダメとも思いません。

フリーでもReaperやCakewalkのような優れたDAWもありますから、バンドルされるDAWにそれほどこだわることはないように思います。
そういえば、サウンド・ブラスターにバンドルされていた関係で、昔はCakewalkをよく使っていましたが、今ではCakewalkもフリーのDAWになり、すっかり様変わりしました。あのSONARがフリーのCakewalkになるとは・・・

何にせよ、オーディオ・インターフェースはそうそう買い換える機材でもなく、滅多に壊れもしませんから、ケチらず、ある程度上位の機種を選んだ方が間違いがないかと思います。

そういえば私の場合、単に運がいいのか、使い込みが足りないのか、機材の故障に悩まされた事はあまりありません。
もちろん、ある日突然ウンともスンとも言わなくなったり、徐々にノイズが乗り出したような物もありましたが、経年変化というか、それなりに納得のいく範囲の壊れ方をしてくれています。

ちなみに、音楽機材ではありませんが、私の中で断トツに壊れやすいのがプリンターで、こいつはランニングコストの上でもやけに金がかかります。
と、文字数ばかりで、何が言いたのかよく分からない記事になってしましたが、少しは参考になったでしょうか。

数年前から動画投稿しています。よろしければも覗いてやって下さい。

『オーディオ・インターフェース選びのポイント』 に対するコメント

  1. zizi 様より:

    こんばんは~

    オーディオI/Fもこだわり始めるとキリがないのですね
    一時はRMEやMOTUなども真剣に考えましたが
    それほど上級な耳ではないことが幸いして、普及品で済ませていますw
    最近はPC録音の機会もほとんど無くて
    ツイキャスなどの配信用と言うこともあっていっそう重要度が下がってますが
    それでも「絶対必要」な機材であることは間違いなさそうですね

    ただ、こういったドライバーが介在する機材っていつまでOSでサポートされるのかが
    多少心配でもあります
    オーディオI/Fでは無いですが長年の相棒だったSCANSNAP S1500というスキャナが
    WINDOWSの1903アップデートで動かなくなりました(^0^;)
    幸いまだ1809のマシンがあるので、そちらで余生を過ごすことになりましたが
    機械としては壊れていないのに使えなくなるというのも
    なんかわわりきれない想いです
    そんなあたりが高額なオーディオI/F購入の歯止めになってるかもしれません(笑)

    • MellowZone より:

      ziziさん、こんばんは。

      私は何をするにもPCありきなので、プリアンプ買うんだったら最初は取り敢えずオーディオI/Fでしょ、という発想で、そこまで考えていませんでした。スタンドアローンで機能するタイプなら、PCなしでも使えますし。

      ScanSnapってそれほど古い機械でもないのにダメなんですかねぇ。ドライバの問題なら、そのうち富士通もアップデートするのではないでしょうか。

      私がなるべくオーソドックスなものをおすすめするのは、複合機やマルチタイプの機材は将来的なサポートに問題がある場合が多いのも理由の1つです。
      PCで使う以上、ドライバーやユーティリティなどソフト上の問題は避けられませんが、一般的なオーディオI/Fの基本機能がサポートされなくなる事は考えにくいように思います。もちろんUSBの規格が変わったり、USB自体がなくなるという事もありえますが・・・

      基本的にOSは最新のものは使わないので、メインで使っているマシンは未だにWindow8です。10も使っていますが、それほどメリットを感じないので当面はこのままで過ごしそうです。当然1903のアップデートなんて見向きもしていません。

      Visual Studioなんかも複数のバージョンが混在している状態ですが、メインは2015で、新しい環境に慣れるより古い環境でやった方が仕事が捗るんですよね。キーボードなんかもカスタマイズしている事が多いので、エディタも自分専用のでないと使いこなせない人です^^;