USBコンデンサマイクを買ってみた件

ハードウェア機材

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皆さん、こんにちは、メロウです。

前回、プラグイン・エフェクタの紹介をしましたが、プラグイン・タイプのエフェクタなら、録音後にエフェクトをかけるだけでなく、録音時に直接エフェクトをかける事もできます。
また、録音しなくても、マイクから拾った音にエフェクトをかけて出力する事も可能です。

tokyo/wp-content/uploads/1906nw7000.jpg” width=”222″ height=”174″>今回はその方法をご紹介しようと思っていたのですが、そもそもはピックアップ導入の前段階としてソフトウェア・エフェクタを使ってみる、ということから始まった話でした。
ですがら、現在はマイクを使って録音をしている、というのが前提になります。

ところが現在、私の手元にはまともなマイクがありません。
以前はRODEの定番コンデンサマイクを所有していたのですが、ピックアップを導入してからはほとんどマイクを使わなくなったため、オークションで処分をしています。

マイクというのは、それがコンデンサマイクであれダイナミックマイクであれ、構造上、一度使用したものは丁寧に保管していても劣化が進行します。
それが分かっていたので、状態のいい内にスタンド付きで高値で売り抜けた次第です。

tokyo/wp-content/uploads/1904Q2HD.jpg” width=”90″ height=”170″>現在も絵取りに使っているZoomのQ2HDというモデルでも録音は可能ですが、そちらもワケありでひどく雑音が入ります。
ちなみに、そのワケというのは、球体のマイクだけ引き出せるようにしてマイクの位置を変えられれば素晴らしい、と思い自分で分解加工した結果です。

加工自体ははうまく行ったのですが、ぶらついたマイクを何度か使う内にハンダの接着部分が剥がれて、再加工する内にひどく雑音が入るようになりました。使われていたマイクは、電子部品として購入すれば数百円で手に入るものでしたので、それに交換してみましたが、熱で基板の方から傷んでしまっていたようです。
良い子は真似をしないように・・・まぁ、フツーはこーゆー事しないんでしょうけど・・・

というわけで、パソコンで使えるマイクといったら、音声入力用のヘッドセットか、初代WiiカラオケについていたおもちゃみたいなUSBマイクしかなかったのです。
で、今後実験する上で「これではいかん」ということで、急遽新たにコンデンサマイクを購入するに至りました。

今回はそのマイクの紹介です。いつもながら前置きが長くて申し訳ありません。

購入の条件としては
1) まだオーディオ・インターフェースを用意されていない方でも試せるようにUSB接続タイプ
2) 余計な出費を抑えるため、マイクスタンドかマイクアームがセットになっているもの
に絞り、色々探した結果、見つけたのが次の製品です。

この製品、上記の条件を満たしているだけでなく、コンデンサマイクの振動を抑えるショックマウントや、風圧やツバからマイクを守るポップガードまでセットになっています。
更に驚くのは2099円という価格、しかもプライム会員で送料無料。(期間限定タイムセールだったので現在は少し高くなっています)

届いたのはゆうパックで、いわゆる100サイズの結構でかい箱。一般なら送料だけで千数百円します。
箱の中には製品本体の箱、その中も結構丁寧な梱包がされています。まぁ、コンデンサマイクという振動に弱い製品なので、これは当然といえば当然ですが・・・

あまりに安い製品は、買ってみたらゴミだった、という事もあるのでしょうが、それほどひどい製品に当たった事はほとんどありません。レビューの評価は個体差による当たり外れもありますし、問題なく使えたほとんどの人は評価を送ったりしないわけで、あまり当てにはしていないのですが、それでも大抵問題がないのは、単に運がいいだけなんでしょうかねぇ。

実際の製品ですが、見た目の高級感だけでなく、アームやマウントも金属製で割としっかりしていますし、クランプも頑丈です。
マイク自体は、もちろん数万円もするマイクと比較は出来ませんが、多少音圧が低いくらいで、使用上は何の問題もないレベル。

マイク録音をメインに考えていたら、絶対に手を出さなかっただろう製品ですが、お試しには必要にして充分なスペックです。
マイクアームだけでも使い物になりそうなので、思いがけないお値打ち品に思わずニヤけてしまいました。

というわけで、次回はこのマイクを使ってプラグイン・エフェクタの実験をしてみたいと思います。

数年前から動画投稿しています。よろしければtokyo/wp-content/uploads/1100YouTubeMZ.gif”>も覗いてやって下さい。

『USBコンデンサマイクを買ってみた件』 に対するコメント

  1. zizi 様より:

    ますます楽しい話題になってきました(笑)

    Amazonの激安マイクは名器?BM-800をはじめ、馬鹿にできないモノが多いですね
    改造で別物に変身するなどという情報に興奮して、私も複数買ってしまいました
    (めんどくさくて未改造ですがw)
    USBは未体験ですが、記事を拝見してると良いもののようですね
    ただ、この手のマイクで怖いのは、ゲイン不足です
    中間にマイクぷりを入れないので、PC設定でゲインを最大にしても
    録音音量が0dbに届かないことが懸念されますが
    そのあたりって大丈夫なのでしょうか?
    もう一つの心配は耐音圧特性でしょうか
    BM-800の場合だと、ギター録音は問題は無いですが、
    ボーカル録音では割と簡単に音割れする感じがします、その辺もちょっとしんぱいかな~
    でもお値段考えれば、そんなの関係ない!とも思えますが(笑)

    それにしてもこのセットで2000円・・・・
    ポップガードとアームスタンドだけでもそれくらいはするというのに
    マイクの方がオマケみたいなすごいお値段です(笑)

    これからも貴重な情報、お待ちしています!!!

    • MellowZone より:

      ZiZi様、いつもご視聴ありがとうございます。

      購入したマイクはまだ本格的なテストができていない状態ですが、ご指摘の通りゲインが不足気味なのは否めません。
      設定もデフォルトのままですし、マザーボードから引き出したUSBハブにつないでみただけなので、USB端子の電圧なども影響があるかもしれませんが・・・

      接続しただけで問題なくAudacityにて録音が出来ましたが、ノーマライズなどの処理は必要になりそうです。
      まぁ、あくまでもお試しレベルですが、その辺も次回じっくり調査してみたいと思います。
      今となっては比較するマイクがないのが痛いところですが・・・

      ただ、こんな安価なマイクでも、久しぶりにマイクで録音してみて、ピックアップからの録音にはない空気感を感じ、根本が揺らいで来そうなのが怖い^^;