Audacityの使い方 (基礎編|録音と再生)

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皆さん、こんにちは、メロウです。

Audacityのインストールは上手く出来たでしょうか?
今回は初めてAudacityを使う方向けに、録音再生機能を中心にした一般的な使い方を解説してみたいと思います。

なお、最新のバージョン(2.3.1)を基本に解説していますので、古いバージョンでは見当たらない項目や別の名前がついている場合があるかも知れません。
また、画面はデフォルトのLightテーマではなく、落ち着きのあるClassicテーマを利用しています。同じ表示にするには、編集 → 環境設定 → インターフェースタブでテーマをClassicに変更してください。

録音

tokyo/wp-content/uploads/1905adc-rec.jpg”>tokyo/wp-content/uploads/1905adc-rec.jpg” width=”391″ height=”200″>録音ボタンをクリックするかRキーを押せば録音が始まり、停止ボタンがオレンジ色に変わります。
停止ボタンをクリックするか、スペースキーを押すと録音が止まります。

(なお、編集 → 環境設定 → キーボードでキー設定を変更することが出来るため、キーボードでの操作はこの限りではありません。)

録音を開始した時、最新のバージョンではデフォルトで同一トラックに追加録音されます。
新しいトラックに録音したい場合は、録音と再生 → 録音 → 新規トラックに録音をクリックします。

古いバージョにや環境設定の録音タブで「新規トラックに録音」をチェックした場合は、常に新しいトラックに録音されます。
その設定で同一トラックに追加録音したい場合は、録音と再生 → 録音 → 追加録音をクリックします。

再生

tokyo/wp-content/uploads/1905adc-ply.jpg”>tokyo/wp-content/uploads/1905adc-ply.jpg” width=”365″ height=”187″>再生ボタンをクリックすると、選択ツールで指定した再生開始ラインから再生されます。
選択ツールをドラッグして範囲指定をしておくと、選択部分のみが再生されます。
録音と再生 → ループ再生をクリックすると、選択範囲が繰り返し再生されます。

タイムラインをクリックするとクリックした位置からすぐに再生が始まるのでとても便利です。

データの表示幅は虫めがねアイコンで拡大縮小したり、選択範囲を画面サイズに合わせたりできます。
 

保存と読込

tokyo/wp-content/uploads/1905adc-sav.jpg”>tokyo/wp-content/uploads/1905adc-sav.jpg” width=”365″ height=”187″>Audacityではファイル → 保存で保存されるのは現在のプロジェクト(トラック情報など)だけで、実際の音声データは保存されません。
録音したデータを保存するには、ファイル → 書き出しで書き出しの形式を選択して保存します。

WAV形式はファイルサイズがとても大きくなってしましまうため、MP3形式で保存するのが最適です。
MP3形式で保存するためにはLAME MP3 encoderが必要です。詳しくはtokyo/pc-redording-soft2/”>前の記事をご覧下さい。

読込はAudacityが自動的にファイル形式を判別するので、ファイル → 開くで表示されるファイルを選択すればOKです。
ファイルを画面上にドラッグ&ドロップしても読み込む事が出来ます。

編集

tokyo/wp-content/uploads/1905adc-edt.jpg”>tokyo/wp-content/uploads/1905adc-edt.jpg” width=”364″ height=”186″>編集作業は選択ツールで範囲を指定し、その範囲に何らかの操作を加えるのが基本です。
機能は編集メニューから選択可能ですが、よく使う機能は編集ツールにまとめれているので、そちらを使用した方が手早く操作出来ます。

不要な部分をカットする時は、不要な範囲を選択して切り取りボタンをクリックします。
逆に選択範囲だけ残したい場合は、範囲を選択してトリミングボタンをクリックします。

行った操作は「いつでも」「どこまでも」やり直し(アンドゥ)が出来るので、操作ミスや不必要な操作で録音データを失う心配はありません。
Audacityを終了しない限り、一旦ファイルに保存した後でも保存前の状態へと戻る事が出来ます。
アンドゥはやり直しボタンをクリックするか、Ctrl+Zキーを押すのが簡単です。

トラック

tokyo/wp-content/uploads/1905adc-trc.jpg”>tokyo/wp-content/uploads/1905adc-trc.jpg” width=”365″ height=”310″>トラックはいくつでも増やすことが出来ます。現在の編集対象トラックは黄色い枠で囲われます。

録音をしなくても、トラック → 新しく追加で空のトラックを追加することが出来できるので、一時的にコピーした部分を貼り付けるなど、メモ代わりに利用することも出来ます。

トラック情報部分をドラッグすれば、トラックの表示順を自由に上下移動することが出来ます。

複数のトラックがある場合、再生するとすべてのトラックから同時に音が出ますが、ソロボタンが押されているとそれ以外のトラックがミュートされます。
任意の複数のトラックを同時に鳴らしたい場合は、編集 → 環境設定 → トラック挙動 → ソロボタンをマルチトラックに変更します。
 

環境設定

編集 → 環境設定はほとんどデフォルトのままで問題ありません。

環境設定をデフォルトの状態に戻すボタン等は用意されていないので、不明な項目は下手にいじらない方が賢明です。
デフォルトの状態に戻したい場合は、C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Audacity\audacity.cfg を削除する必要があります。

ですが、うまく活用すると有益なの項目もありますので、それらを挙げておきます。

tokyo/wp-content/uploads/1905adc-str.jpg”>tokyo/wp-content/uploads/1905adc-str.jpg” width=”322″ height=”191″>録音タブ:オーバータブ(録音中に他のトラックを再生)
チェックを入れると既に録音済みのトラックや作成したリズムトラックなどを再生しながら録音することができます。
多重録音をする場合、この方法で録音した後、複数のトラックをミックスします。

環境設定で設定しなくても、録音と再生 → 録音/再生オプション → オーバータブをクリックする事で同じことが出来ます。

録音タブ:新規トラックに録音
チェックを入れると録音時に新しいトラックを作成し、そのトラックに録音します。古いバージョンではこの項目がなく、デフォルトで新しいトラックに録音されていました。
録音ごとに新しいトラックにした方が録音データを管理しやすいので、チェックを入れるのがオススメです。
どちらをデフォルトにしても、録音と再生 → 録音 から「新しいトラックに録音する」か「追加録音する」かを切り替えられます。

録音タブ:音による録音起動
録音時に音を感知して録音を開始する機能で、PCまでの距離が離れている場合などに有効ですが、不要な部分はいつでも簡単に削除できるので、あえて設定する必要はない様に思います。
録音と再生 → 録音/再生オプション からでも切り替えが可能です。

トラックタブ:トラック挙動:ソロボタン
デフォルトは「単純」の設定で、ソロを選択したトラック以外がすべてミュートされます。
設定を「マルチトラック」にすると、音を鳴らすトラックと鳴らさないトラックを自由に設定できるようになります。

Audacityには他にもたくさんの機能がありますが、普段の録音や再生ではこれくらいを押さえておけば十分だと思います。
録音したデータを加工したり動画にしたりする方法は、また別の機会に紹介したいと思います。

数年前から動画投稿しています。よろしければtokyo/wp-content/uploads/1100YouTubeMZ.gif”>も覗いてやって下さい。