ギターの音をパソコンに録音してみる《ソフトウェア編 ①》

ソフトウェア機材

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皆さん、こんにちは、メロウです。

前回につづきギターの音をパソコンで録音するための方法の解説で、今回はソフトウェア編です。

パソコンに録音するためのソフトウェアはいくつもありますし、それぞれ特徴もありますから、お好みで使い分ければいいのですが、アコギの録音で一般的に求められる機能を考えれば、操作性でAudacity(オーダシティー)に勝るソフトはないと思っています。

tokyo/wp-content/uploads/1904audacity.png”>もちろん既に使い慣れたソフトがあるならそれで問題ありませし、Audacityが万能というわけでもありません。
高機能はDAWに比べれば、Audacityでは出来ない事もたくさんあり、初心者向けで役不足という評価もあります。

私自身、必要に迫られDAW(Cubase)を使うこともありますし、慣れればそれはそれで使い勝手も悪くはないのですが、基本的な作業はすべてAudacityで事が足ります。
何でも出来る分、機能が豊富すぎて操作が煩雑なソフトは、普段の利用では使い勝手が悪いのです。

昔、プログラムを組んでいる時「Visual Basicを使う奴は馬鹿だけれど、Visual Basicを使えない奴はもっと馬鹿だ」という名言がありました。
まさしく、Audacityにも当てはまる言葉だと思います。

OSを選ばないのもAudacityの魅力です。
いくら優れたソフトでも、Windows専用やMac専用だと独りよがりになってしまいがちですが、そういった心配もなく、しかも何の制限もなくフリーで、いつまでも使い続けられるのです。

それでもまだAudacityを使いませんか?
というわけで、Audacityをおすすめする理由をご理解頂けたものとして話を進めさせて頂きます。

接続機器の確認

Audicacyの場合、入出力デバイスはAudacicyの中で選択できますから、PC側では特に何もする必要はないのですが、一応の手順として接続したマイクやオーディオインターフェイスなどの確認から始めます。

前回のtokyo/recording-pc-hardware/” data-wplink-url-error=”true”>ハードウェア編の通り、録音はマイクを接続しただけでも始められますし、オーディオインターフェイスを使った環境を用意されている場合もあるので、以下はご自身の環境に合わせてお読みください。

オーディオインターフェイスを使用する場合は、取扱説明書に従ってオーディオインターフェイスのドライバなどをインストールしておく必要があります。
基本的にはマニュアルに従い、書いてある通りにすれば良いだけですが、出来ない人の殆どは書いてある通りにしないんだなぁ・・・

接続するマイクの種類によってはマイクのドライバも必要になるかも知れませんが、こちらも取扱説明書に従って進めてください。
それぞれのマニュアルにも書かれていると思いますが、接続とドライバのインストールが終わったら、次の事を確認します。

・オーディオインターフェイスを使う場合
コントロールパネル → サウンド → 再生タブと録音タブに接続したオーディオインターフェイスが表示され選択出来る状態になっていればOKです。
オーディオインターフェイスに繋いだマイクは、録音タブにオーディオインターフェイスのライン入力として表示されるため、マイク自体は表示されません。

・PCに直接マイクをつなぐ場合
コントロールパネル → サウンド → 録音タブに接続したマイクが表示され選択出来る状態になっていればOKです。

・オーディオインターフェイスを使う場合
システム環境設定 → サウンド → 入力タブと出力タブに接続したオーディオインターフェイスが表示され選択出来る状態になっていればOKです。
オーディオインターフェイスに繋いだマイクは、入力タブにオーディオインターフェイスのライン入力として表示されるため、マイク自体は表示されません。

・PCに直接マイクをつなぐ場合
システム環境設定 → サウド → 入力タブに接続したマイクが表示され選択出来る状態になっていればOKです。

Audicacyを使って録音再生するだけなら、設定画面で何かを選択しておく必要はありません。
普段からオーディオインターフェイスを通して音声を出力する場合は、再生(出力)タブでオーディオインターフェイスを既定値にしておきます。

64bit or 32bit

接続の確認がすんだら、Audacityのインストール作業に進みますが、一つだけ注意することがあります。
Audacityには32bit版と64bit版があり、お使いのPC環境に合わせどちらかをインストールするのですが、バージョンは2.3.1以降はMac用には64bit版しか用意されていません。
実はこの2.3.1というのは現時点での最新のバージョンに当たるのですが、もし32bitでMacOSを運用しているならこのバージョン以降のAudacityは使えないということになります。

ですから、その場合は2.3.0以前のバージョンをダウンロードしてインストールする必要があります。
とはいえ、古いバージョンでも2.1.1以降は機能的にほとんど差がないので問題ありませんし、実際のところ今もバージョンアップせずに2.1.1を使っている方も多いようです。

私はMac使いではないので該当する方がどれくらいいるのか分かりませんが、その場合は頭に留めておいて下さい。
また、お使いのPC環境が32bitか64bitかどちらか分からない方は、MacOSのサポートサイトをご覧の上確認しておいてください。

なお、Windowsの場合は最新版でも32bitをサポートしており、インストーラーは自動的にPC環境に適した方をインストールしてくれます。

文字数ばかり多くて実際の作業はほとんど進んでいませんが、紙面の都合上^^; 今回はここまでにして、次回にAudacityのダウンロードとインストールの具体的な方法を解説させて頂きますので、今しばらくお待ち下さい。

数年前から動画投稿しています。よろしければtokyo/wp-content/uploads/1100YouTubeMZ.gif”>も覗いてやって下さい。