ギター弦を長持ちさせるには

ギターの弦が鳴らなくなるメカニズムは、弦そのものが伸びて粘りがなくなってしまう事と、弦の汚れや痛みでサスティンを失っていく事が2大要素です。

弦そのものが伸びてしまう事は避けようがなく、毎日弦を緩めていても問題は解決しません。
金属弦の場合、頻繁に伸縮を繰り返す事でかえって弦の寿命を縮めてしまうこともあります。
ネックへの負担という問題もありますから、どちらが良いかは判断はできませんが、私は演奏後に弦を緩めないタイプです。

弦の汚れや痛みは様々ですが、一番影響が大きいのは間違いなくワウンド弦の隙間に入る汗や皮脂です。
金属の特性でプレーン弦にはサビ、ワウンド弦には緑青(ろくしょう)が浮いてきますが、これと同時進行でワウンド弦の隙間に汚れが溜まっていくのですが、ワウンド弦は目に沿って掃除する事が難しいだけに厄介な問題なのです。

フレットとの圧迫により弦に凹みが出来たり、ナイロン製のクラシックギター弦は弾弦する部分がざらついて来たり、という事でも弦の性能は損なわれていきますが、ワウンド弦の隙間を埋める汚れやサビなどの影響に比べれば大した問題ではありません。
コーティング弦の主な目的も、単にサビや緑青を予防するだけでなく、目詰まりを防止する事にあります。

ドリルなどの回転体でワウンド弦の隙間を掃除できたら画期的だと思うのですが、軸の中心に弦を入れなければうまく行かないので簡単ではありません。
出来ない事はないとは思いますが、それを開発しても全体的な経済は潤わないから誰も作らないのでしょうか。