tokyo/wp-content/uploads/1000mura-icon.gif” width=”80″ height=”80″>皆さん、こんにちは、メロウです。
前回に引き続き、ギター弦のお話です。
ギターの弦は、形状的に単一の素材で出来たプレーン弦と、プレーン弦のまわりに別の金属を巻き付けたワウンド弦があり、使うギターの種類によってその構成が違っています。
tokyo/wp-content/uploads/1903strings1.jpg”>クラシックギターやエレキギターでは、1・2・3弦がプレーン弦で3・4・6弦がワウンド弦になりますが、アコースティクギターの場合、プレーン弦は1・2弦のみで、3・4・5・6弦がワウンド弦という構成になっているわけです。
3弦がプレーン弦かワウンド弦かによって演奏方法が変わるわけではありませんが、3弦を親指で弾弦するかそれ以外の指を使うかで音の印象は随分変わりますから、3弦がその時どのパートを担当しているかによって右手の指使いを考えてみる事も時には必要です。
プレーンに比べワウンド弦は音に厚みがあるので、3弦をベース的に使う事の多いフィンガースタイルのソロ演奏では、この構成は好都合だといえます。
そしてその事を意識すれば、自然と3弦を右手親指で弾弦する機会が増えるのではないでしょうか。
さてそれ以外に、ギター弦には大きく分けて材質とゲージ(太さ)という要素があります。
アコギのギター弦では、プレーン弦やワウンド弦の芯線はほとんどがスチールで出来ているため、素材的な違いはありません。
芯線に絹糸を使ったコンパウンド弦もあるにはありますが・・・
tokyo/wp-content/uploads/1903string1.jpg”>違いはワウンド弦に巻かれているのがブロンズ(銅と錫の合金・写真上)かフォスファー・ブロンズ(ブロンズにリンを加えた合金・写真下)かという部分です。ブロンズは金色に近く、フォスファーブロンズは赤みがかっています。
一般的にはフォスファーの方が少し値段が高く、その分サスティンが長いとか錆びにくく長持ちするとか言われ、フィンガースタイルにはフォスファーの方が合うとも言われます。
ですが、個人的にはあまりこだわりはなく、素材だけが違う同じメーカーの同じ弦でも、特にフォスファーの方が優れていると感じることは稀です。
その辺の事情はtokyo/undepend-strings-view/”>前回お話した通りで、好みとか相性とか当たり外れとかに左右されるような気がします。
というわけで、色々使ってみて自分に合う弦を見つけるしかありません。何かおすすめを上げた方がいいのは分かっていますが・・・
もう一つの大きな要素であるゲージについては、少しばかり思う所があります。
弦そのものにはそれほどこだわりはない私も、フィンガースタイルではライトゲージを基本にしています。
押弦が楽なので、カスタムライトやエキストラライトを使う方は多くいますが、押弦が楽になったからといって決してうまく弾けるわけではないはずです。
確かに楽な力で押弦できる分、難しいフォームでも音が浮いたりビビったりしないということはあるかも知れませんが、弊害もあります。
ちょっとした押弦の仕方の違いで、すぐにチョークした状態になって音程狂ったり、1弦や6弦がズルっと指板から外れたり・・・
また、ソロ演奏ではメロディーパートに1・2弦を使う事が多いのですが、軽い弦は当然高音弦も細いのでメロディーパートが薄っぺらになり、演奏に埋もれてしまいがちです。
プロや上級者は、高音弦だけ太くしたセットで使用している事もあるくらいです。
押弦が楽になる事だけを理由に軽い弦を使いだすと、より軽い弦を求めコンパウンドにまで手を出す方もいますが、軽い弦には移行できても、より重い弦に変えるのは難しいことです。
慣れないうちは、誰しも指頭にマメが出来たり人差指の側面が腫れたりしますが、指がなめらかに動くようになれば、ライトゲージを押弦するのにそれほど力はいりませんし、指が痛くなることもありません。
どうしても柔らかい弦を使いたいのであれば、全弦半音下げのチューニングを試してみるのも面白いかと思います。
1カポで演奏すればノーマルチューニングになりますし、全体的に弦高が下がるので軽い弦よりさらに押弦が楽になります。
安易に軽い弦を使う前に一度お試しあれ。
数年前から動画投稿しています。よろしければtokyo/wp-content/uploads/1100YouTubeMZ.gif”>も覗いてやって下さい。